ElastiCacheのCLIツールを使ってみる。
今回は珍しくElastiCacheについて書いてみたいと思います。
昨年末にVPCに対応したElastiCacheを使う時はManagement Consoleが便利ですが、実はCLIのツールもあったりします。
私も使った事はなかったので、セットアップする手順をまとめておきたいと思います。
※セットアップした環境は私のMacbookですが、他の環境でも同じように出来ると思います
セットアップ手順
ElastiCacheのCLIツールをダウンロードします。
$ wget https://s3.amazonaws.com/elasticache-downloads/AmazonElastiCacheCli-latest.zip
ダウンロードしたファイルを解凍します。
$ unzip AmazonElastiCacheCli-latest.zip
解凍されたディレクトリをお好みのディレクトリに移動し、不要なファイルを削除します。
$ mv ./AmazonElastiCacheCli-1.8.000 ~/bin/ $ rm AmazonElastiCacheCli-latest.zip
今後、複数のバージョンを切り替えやすいようにシンボリックリンクを作っておきます。
$ cd ~/bin/ $ ln -s /Users/yanase/bin/AmazonElastiCacheCli-1.8.000 ./AmazonElastiCacheCli
READMEによると以下の環境変数の設定と、PATHを追加する必要があります。
- AWS_ELASTICACHE_HOME
- JAVA_HOME
- AWS_CREDENTIAL_FILE
AWS_CREDENTIAL_FILEは解凍後のディレクトリ直下にテンプレート(credential-file-path.template)が存在するので、こちらを使うと便利です。
ファイルの中にアクセスキーIDとシークレットキーを設定して下さい。
※私は東京リージョンを使う事が多いので、AWS_ELASTICACHE_URLも設定しています。
$ vi ~/.bash_profile export JAVA_HOME=/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6.0/Home export AWS_CREDENTIAL_FILE=/Users/yanase/.aws/okochang-credential-file export AWS_ELASTICACHE_HOME=/Users/yanase/bin/AmazonElastiCacheCli export AWS_ELASTICACHE_URL=https://elasticache.ap-northeast-1.amazonaws.com export PATH=$JAVA_HOME/bin:$AWS_ELASTICACHE_HOME/bin
.bash_profileを再読み込みします。
$ source ~/.bash_profile
動作確認をします。
$ elasticache --version Amazon ElastiCache CLI version 1.8.000 (API 2012-11-15) $ elasticache-describe-cache-security-groups SECGROUP default default SECGROUP hoge fuga
というわけでCLIツールの設置と簡単な動作確認が出来ました。
EC2やRDSのCLIツールの設置方法と同じく簡単に設置が出来ると思います。
次回はこれを使って、VPC上にElastiCacheを作ってみたいと思います。(実はこれがしたかった)